NotebookLM と Chrome 拡張で Unity の公式ドキュメントを活用しよう
2026.04.29 07:44
公式ドキュメントが一番重要
開発の現場で古くは先輩から言われ、自分自身も気をつけ、後輩にも言ってきたことですが、「公式ドキュメントを参照することが基本」です。
Unity はコミュニティも活発で、インターネットには解説記事や動画がたくさん出回っており、それを参照することは悪いことでは無いです。
ただ、「それが自分の目的に本当に合っているか?」を自分で判断できないうちは頼ると余計に回り道になってしまいます。
AI に聞くのも同じです。とりあえず AI の言ったことを試してみるのは、決して悪いことではなく答えにたどり着く可能性も十分あるのですが、余計な回り道になることも多々あります。
※一方で、Coding Agent に、計画・実装・デバッグを任せてしまえば、その回り道も AI がやってくれるので気にならなくなるかもしれません。
NotebookLM の登場
これまで公式ドキュメントを読むことの一番大きなハードルは「英語」だったと思います。それは、Google 翻訳や DeepL そして ChatGPT/Gemini/Claude のようなAI アプリが解決してくれてきました。
もう一つのハードルは「量が多い、結局どこを見ればいいかわからない」という点だったのではないでしょうか。
NotebookLM が利用できるようになってからは、「必要なドキュメントを入れれば、そこから AI が適切な情報を引き出してくれる」ようになりました。
例えば以下のように、カテゴリごとにデータソースを整理しておけば、それに対する質問をいつでもすることできます。

NotebookLM は、データソース自体を探してもらうこともできるので簡単に使うのであれば、以下のようにワードを入れるだけで後はおまかせすることもできます。

公式ドキュメントだけを入れたノートを作る
もちろん、NotebookLM にソースを探してもらうのもいいのですが、公式ドキュメントだけの「最も間違いの無い」データソースを作っておくと便利です。
Unity - Manual: Unity 6.4 User Manual
上記の公式サイトの他にも、以下の XR Interaction Toolkit のように各パッケージのページもあります。
XR Interaction Toolkit | XR Interaction Toolkit | 3.5.0
ただ、これらのページはとても膨大です。手動で 1 ページ 1 ページコピーしていくのは時間がかかります。
今であれば、Claude in Chrome や Gemini in Chrome を使って、AI にリンクだけ抽出させるというのも手軽でいいかもしれません。
Chrome 拡張で一気に取得する
https://github.com/self-taught-code-tokushima/doc-nav-extractor
この doc-nav-extractor というツールは Chrome 拡張となっています。
公開パッケージにはしていないので、ダウンロードして Chrome の開発者モードで入れてもらう必要があります。
詳細な手順は以下で説明しています。
doc-nav-extractor の使い方 | Self-Taught CODE Tokushima Resources
Unity のパッケージサイト
XR Interaction Toolkit のようなパッケージはそれにもよりますが、公式ドキュメントに比べてそれ程 URL は多くありません。
よって、CSV で取得し、URL をまるごと取得し NotebookLM に入れてしまうのが楽かもしれません。
※後述しますがソースの上限があるので、50 URL を超える場合は厳選が必要です
Unity User Manual
公式のマニュアルは 3000 をゆうに超えるページ数があります。これは、NotebookLM Ultra でも全く収まらないソース数です。
もちろん、「ページを結合する」などテクニックで収める方法もあるでしょうが、開発作業においては「特定のトピック」が必要になることがほとんどだと思います。
例えば「2D physics」の大項目に絞れば、ソースは 73 で済みます。
doc-nav-extractor の結果を JSON で受取り、jq '.. | objects | select(.text == "2D physics") | .children[] | recurse(.children[]) | .url' result.json のように jq で絞り込めば簡単に URL だけ取得できます。
絞り込み等も doc-nav-extractor の使い方 | Self-Taught CODE Tokushima Resources に記載していますので参照してください。
NotebookLM の上限
https://notebooklm.google/plans?hl=ja
あくまで現時点ですが、無料版では一つのノートブックにあたりソースは 50 件が上限となっています。
ノートブック自体は 100 が上限のようです。
今回は、公式ドキュメントを対象としているので、「上限が少ない」と感じるかもしれませんが、多くの場合は 50 のソースを探すだけで大変です。
ノートブックの分割も AI と相談しつつ分けていけば、自分だけの効率的に開発を進めていけるノートブックがたくさんできると思います。
自分だけのドキュメントを育てていこう
AI の存在でいろんなことを調べるコストが大きく減りました。Web 開発や Python などの AI が得意な言語では、正直自分で調べるよりも AI に調べてもらった方が確実です。
一方で、ゲーム開発に関わる情報は、Web 開発等に比べると圧倒的に少なく、その分だけ AI も間違いやすかったり、古い情報を持ってきたりしがちです。
「自分が探しやすい情報整理」としてだけでなく、「AI が正しい情報を活用しやすい情報整理」としても NotebookLM は使いやすいです。なにせ、URL を集めてくるだけでいいのですから。
NotebookLM での情報収集に慣れてきたら、今度は NotebookLM で調べた情報をさらにまとめることにも挑戦してみてください。より洗練された皆さんだけのドキュメントが作られていき、皆さん自身や、AI がそれを使ってより効率的に情報を集め開発を加速させてくれると思います。
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